独奏と合奏で1つの曲を弾こうとするのでなく、それぞれが自分の演奏をしながら結果として1つの曲になる、といった感じで緊張感がありますね。ファビオ・ビオンディ自身がNHKの番組でもそのように説明していました。その番組は日本でのライブ録音でしたが、よりそれが際立っていました。CD録音になると、少しおとなしい感じです。concertoの語源通り、協奏曲でなく競争曲という感じですね。イ・ムジチも久しぶりに聞いたら、過去に はやった時からかなり代替わりしていて、これと似たような感じになっていました。時代を反映しているのでしょうか。