My Favorite Books


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「夏休みの自由研究」 のページにも書いた、Data-Driven Science and Engineering は非常にお勧めです。Amazonで「ベストセラー 1位」になっていたので、何かでお勧めになっているのでしょうか。日本語版が出る日も近いかもしれません。円安のせいで値段が急上昇してしまいました。Macbookの新しいものも高くて手が出ないし、そろそろどうにかして欲しいものです。それとも、日本が浮上することはもうないのでしょうか?

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Maxwell方程式と回路網理論の橋渡しをしてくれます。とても良い本ですが、かなり以前から絶版です。
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ベクトルポテンシャルは実在か? 電気系の古い教科書では「計算の便のための仮想的な量」と書いてありますが、通信学会のHPでは外村博士の実験で実在が証明されたとしています。それに対してまた疑問が出されています。

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電子のエネルギー準位とか久しぶりに勉強し直すには良い本です。
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一般化逆行列についての詳細が見られます。理論の隅々まで、理論と応用、概要。

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30年前は人工知能と言えばロジックプログラムでニューロのようなアナログ的なものは別物、でしたが、いつの間にかニューロやそれを膨らませたディープラーニングがうまくゆく方法が見つかって、それが人工知能と呼ばれるようになってしまいました。
でも、結局は「手の込んだ探索ソフト」に過ぎないかも。
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カーネル法に向けて原理を分かり易く構築してくれます。
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経済を非線形な物理現象としてモデル化して理解しようとしています。
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もう少し進めれば良い結果が出るのに、締切が来てしまった。報告書には少し先に得られるはずの良い結果が得られたように書いておくか、という誘惑は身に染みて分かります。しかし、一度それをやってしまうと、周りの期待が高まって、次々に「もう少し先に得られるはずの良い結果」を書くことになってしまい、そのうち自分でもそれが真実だと思い込んでしまうのでしょう。しかし、超伝導でそれをやって、ベル研究所の中では「作って見せてくれ」という話を本当に上司の誰もしなかったのでしょうか。実験の論文を読んだだけで何年も納得し続けた、という状況が理解できません。

室町時代がはやっていると言う話を数年前に聞きました。以前はいろいろな要素が混じったカオスでよく分かりませんでしたが、最近多くの本が出ているので、それらを読んでいるうちに、なんとなく分かるようになって来ました。
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教科書に書いてある「律令体制が崩れた」というのはどういうことか。それぞれの役所が自己完結的に収入を得て特定氏族の家業のようになってゆく過程として説明されています。現時点では古典的な書籍。

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荘園とは律令体制を骨抜きにした悪役ではなく、私企業として効率的な農業経営を追求する場であり、社会の進化に貢献したという位置付けです。

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鎌倉幕府はなぜ滅んだのか? 教科書には、元寇で御家人を動員したが、恩賞を与えられなかった、徳政令という無理のある法令の結果として御家人が借金できなくなった、などとありますが、それらは既に否定されていて、「研究が進んだ近年では、鎌倉幕府は全盛期のなかで突如滅亡したというのがおおよその学界の共通認識になっている」とのこと。では何が原因か。

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なぜ借金棒引きが「徳政」なのかという学生の時の疑問の答え「ものには本来の所属の記憶がずっとついている」という当時の常識に始まり、当時の人の考え方とそれによる慣習を記述した古典的な書籍です。
それと、今と違い、適用される法律は提訴した人が示さないといけなくて、裁判官の側は法律を知らなくて良いと言うのが驚きです。
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この巻だけでなく、このシリーズの他の巻にもユニークな記述がいろいろあります。この巻では、例えば大塩平八郎の乱について、教科書に記載されている「常識」のように、「幕府の役人の腐敗に抗議したもので、巻き添えになった大阪庶民も皆たたえていた」というのは本当か? といったように別の視点を与えてくれます。

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このシリーズは中国と台湾でそれぞれ翻訳されてベストセラーになったそうです。「グローバルな視点から客観的に記述された中国史が珍しい」ということです。各巻「著者の独自の研究について書くようにという方針」だったとのことで、少しエキセントリックな巻もありますが、隋唐とこの明清は特に当時の人の考えや生活に迫る良い巻だと思います。

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今となっては古典的な分析になっており、「そう単純でも無いよ」という反論も出ていますが、戦略とはどうあるべきか、についての古典的な書籍です。
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「鎌倉殿の13人」は歴史を題材にホームドラマを描きたいのでしょうが、歴史の動きで盛り上がりそうになると冗談を入れて打ち消す、という感じで、私は高校生の時に見た「草燃える」の方が歴史の動きの迫力を描いていて、好きでした。(永井路子の「北条政子」と「炎環」が原作でした)。頼朝は石坂浩二、頼家は郷ひろみが意外と熱演していて、そして実朝は篠田三郎が実朝の木像にそっくりで、それぞれ役にはまっていました。北条義時は松平健で特に後半は迫力ありました。

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今の早川文庫版より中学生の頃に読んだ創元推理文庫の厚木さんの訳文が格調高くてよかったですね。「テルミナス」を「ターミナス」と英語の発音風に表記しただけで何か格調下がりますね。
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これはロシア語版を基にした旧約よりポーランド版を基にした新版が1/3くらい内容が増えて、海に関する記述が主体になってSF感が増した感じです。映画は旧作も新作も恋愛の比重が高かったので、それらとは距離が開きました。これを基に海を主体にまた映画化されるといいのですが、50年くらいは先になりそうですね。

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これも人類と意思疎通できない異質なものとのコンタクトものの一種になります。ニューロのような人工知能とは意思?が通じる。
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これもファーストコンタクトものの一種とも言えます。火星人はアメリカ原住民のように独自の文化を持ち、人類と交わらず滅びゆくものとして位置付けられています。

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本屋で売っている間に全て揃えれば良かったのですが、半分ほど買ったところで絶版になってしまいました。
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若い頃読んだ時には強烈な印象を受けました。映画化も何度かされましたが、私にはいずれも緊張感がなく感心しませんでした。私がクリスティーで真に面白いと思ったのはこれだけです。ポワロさんもテレビで見る分には面白いですが。

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伊勢新九郎(後世、北条早雲と呼ばれる人)の新しい研究を踏まえて、室町時代の将軍に仕える武士の生活を少年時代からリアルに描いています。第11巻くらいで少し中だるみでしたが、16巻、17巻ではかなり動きがありました。
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4コマ漫画なので、気分転換にちょっと読むにはいいですね。
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作者自身が言っているように、主人公の2人以外の人物の絵はあまりうまく無いですが、ニッチな範囲の仮想歴史としてかなりオリジナリティがある話です。残念ながら5巻で中断になってしまったようです。

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ずっと、小さい文庫版の本しかありませんでしたが、完全版が出ました。
そうですね。多分この宇宙は神様が作った量子コンピューターなのでしょう。何を計算しようとされているのかは分かりません。「銀河ヒッチハイク・ガイド」にもそういう話がありましたが。